女性向け下着を主に販売しているワコールが公表した新接客指針の内容が物議をかもしています。
女性らしい、男性らしい、と決めつけず配慮して接客したり、性別にかかわらず入店を肯定するという趣旨に、主要客である女性からは不安の声が。
どのような点で問題視されているのか調べてみました。
ワコールの新接客指針
ワコールの新接客指針のポイントがこちらです。
引用:X
この中の「性的少数者に配慮」、「性別にかかわらず利用できる試着室を案内」という文言に違和感を感じる人が多いようです。
性的少数者に配慮とは
ワコールは主に女性向けの下着売り場を展開しています。
その店内で、性的少数者への配慮をするとはどういったことでしょうか?
- 自認する性別が出生時と異なるトランスジェンダー
- 異性の装いをするクロスドレッサー(この場合、女装)
などの入店に際し、決めつけず、拒否せず、対応を柔軟にするということになります。
性別にかかわらず利用できる試着室とは
女性用下着のショップ内において、女性以外の性別の人でも利用できる試着室がある場合はそちらへ案内するとのことです。
その試着室が女性用とは分けられているの?スペースの都合上などで共用の試着室になっているのでは?という不安がSNSでは見受けられます。
下着売場の試着室を男性と共用とか、頭おかしいんじゃない?男性用下着のコーナーに、男性用ブラ置けばいいのに。なんで女性用下着のコーナーに男性入れよう!になるの?
ワコールからは男性用下着も販売されていますが、そちらに男性用ブラを置けばいいという意見も。
しかしこれでは本当のトランスジェンダーの方にとっては辛いことになってしまいますし・・、難しいですね。
問題点は
女性向け下着を販売するショップにおいて性的少数者に配慮するということは、見かけが男性の人が入ってきて女性用下着を選ぶ光景が普通になるということ。
いくらその人の性自認が違うといっても、主要客である一般の女性たちには拒否感のある状況になりそうです。
もちろんちゃんとしたトランスジェンダーの人もたくさんいますが、中には虚偽で演じている人などが存在します。
- ただ女性用下着に興奮する人
- 試着して写真を撮り、SNSに投稿する人
- 女性たちが嫌がる姿を見て興奮する人
- 商品にいたずらすることが目的の人 など
中でも、試着までする人は、店員の女性にフィッティングをさせることにも興奮したりするそうです。
こういう人が来ても拒否できないとなると、それは女性客や女性従業員への安全も脅かされることにもなりかねません。
SNSの女性の反応
今回のワコールの接客指針についてSNSでは「ワコール」がトレンド入りするほどで、強い拒否感をもつ女性たちが多く見られます。
ワコールは高級ラインが売れなくなりディアやSTUDIO FIVEに続き最近もルジェやパルファージュがブランド終了になった。女装オジやTQを大事にして女性の不安を無視するなら益々客離れすると思う。
つまりオッサンが自分用のブラジャーを買いに来てる可能性に配慮するという事か。
棲み分けをすれば良いのではという意見もあります。
ワコールが多様性対応企業アピールしたいんなら、やるべきことってトランスジェンダー専用の店舗を作ることなんじゃないのかしら。
— 瞬忘 (@tohonoshunboh) October 12, 2024
店員さんもトランスジェンダー当事者にしたら本当に悩んでる人達も通いやすくない?
既存の女性客と女性店員の安全を考慮しつつ
やるならジェンダーレス店舗でも作ればいいのに……。
中には女装家の方からの意見も。
当方女装ですがはっきり言っておきます。
— 武藤あずさ𝕏 𝖥𝗋𝖾𝗌𝗁 𝖧𝗈𝗇𝖾𝗒 (@mutoh_azusa) October 12, 2024
ワコールはトランスジェンダーに配慮する必要は全くないです。
従業員と顧客を守るため今まで通り棲み分けを徹底してください。
「心は女性」という印籠を振り翳し、やりたい放題やらかすオッサンがいるのが現実。彼らは女性を見下すため女装をしているので… https://t.co/Zj8dFfm1a0
また、ワコールは上層部がほとんど男性であるということも関係しているのではないかという意見も散見されました。
まとめ
女性向け下着を主に販売するワコールが出した新接客指針に驚きの声が上がっています。
確かに、専門店を作れば真剣な当事者の方はそちらで安心して買い物ができると思うのですが・・
売上が落ちてきているワコール、これでまた顧客を減らしてしまうことになったら残念ですね。
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