シーイン(shein)などの商品から相次いで発がん性物質が検出されています。
発がん性物質が含まれた商品を身に着けたり、肌につけたらどうなるのでしょうか?
シーイン(shein)商品から発がん性物質の検出が頻発
2023年や2024年には韓国ソウル市の保健所の検査で、シーイン(shein)の商品から発がん性のある物質が検出される事例が多くなっています。
子供用のバッグや靴、腕時計、ベルト、女性用下着、水着、浮き輪やビーチボールなど。
子供用の靴からは韓国の安全基準の680倍に相当するフタル酸エステル添加剤が検出されました。
また、浮き輪からは基準値の218.5倍、ビーチボールからは148倍に相当する発がん性物質が検出されています。
そして新たに女性用サンダルやキャップ、鍋、ネイルなどからも検出されました。
アレルギー性接触皮膚炎を引き起こす可能性があるニッケルの溶出量が基準値の2~9倍を超えるサンダルやアルミ鍋、発がん物質のホルムアルデヒドが基準値の2倍を超える帽子もあった。
マニキュア2点からは基準値の最大3.6倍のジオキサンと基準値の1.4倍を超えるメタノールが検出された。
Yahooニュース
出典:日テ
発がん性物質がある商品を身につけるとどうなる?
結論から言うと、
一般的に発がん性物質は、「がんを発症させる原因物質」を指すが、その物質が体内に入ると直ちに発がんするというわけではない。
https://gooday.nikkei.co.jp/atcl/report/15/101600042/111200010/?P=2
例えば、食品の「焦げ」(パンの焦げや焼き魚の焦げなど)も発がん性物質の一つで、それを食べたからといってすぐガンになることはありませんよね?
また、紫外線も量によっては発がん性物質と言えますが、ただちに皮膚がんになるわけではありません。
たばこも、実は煙には70種類以上の発がん物質が含まれています。
つまり発がん性物質のある商品はただちに危険というわけではなく、
と言えます。
今回のシーインの発がん性物質や有害物質も、身につけたから(ネイルなら塗ったから)といってすぐさま危険ということではありません。
が、子供用靴のように基準値の680倍もの発がん性物質が含まれているとか、極端に数値の大きいものはやはり避けるべきです。
特に子どもは身体の成長途中にあり敏感なのでなおさらですよね。
ニッケルが溶け出す鍋や食器類、ネイル、腕時計、アクセサリーなども、長期にわたり継続して使用することで害になる可能性があります。
また、シーインの衣類は洗濯してから着れば大丈夫と言われることもありますが、衣類の発がん性物質は染料に含まれているため洗濯しても落ちることはありません。
まとめ
シーイン(shein)の商品から相次いで発がん性物質が検出されている問題。
発がん性物質を含んだ商品を身につけたり塗ったりしてもただちに危険ではありませんが、
大幅に基準値を超えていたり、長期にわたり継続して使用するものなどはリスクを高める可能性があります。
また、赤ちゃんや子どもが身につけるものにはより注意する必要があると言えるので、よく考えて買い物をしたいですね。
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