兵庫県知事の斉藤元彦氏をめぐるパワハラ問題と内部通告者への対応について、第2回目の百条委員会が行われました。
問題が明るみになってすぐに辞任をし、逃げたと言われていた元副知事の片山氏も、今回初めて尋問を受けることになります。
次々と明るみに出た元副知事の関与にどう答えるのでしょうか?
片山安孝氏の経歴
- 兵庫県高砂市出身の64歳
- 白陵高校、中央大学法学部卒業後、兵庫県に入庁
- 人事をメインに、西播磨県民局長や兵庫県信用保証協会理事長など多くの役職を歴任し、2021年兵庫県副知事に
「守るべきものを守り、変えるべきものは果敢に改める。職員の力を引き出し、斎藤元彦知事を職員全体で支える。38年勤務した県庁に恩返しをしたい」と抱負
・2024年7月12日、「県政の混乱させている責任をとるため」副知事を辞任
片山安孝氏がしたとされる行動
今回の告発文書問題で、片山氏がしたとされる行動は
- 告発者の職場に人事課長とともに乗り込み、パソコンを押収
- 内部告発者を調査、メール1年分を調べ「嫌疑をかけてやる」と詰問
- 「なんでそれを知っとるんやって聞きよんやろが!」と詰問(音声データあり)
- 自らの辞任とひきかえに百条委員会に議案を提出しないよう依頼するが拒否される
- 県政の混乱を招いた責任をとって辞任すると会見で号泣
また、告発書内では「パーティー券の販売で商工会議所などに圧力をかけた」などと指摘されているが否定している。
片山元副知事の証人尋問内容
告発文書について
斎藤氏に呼ばれて告発文書を渡され、「徹底的に調べてくれ」と指示を受けた。
→これは公益通報者保護法で禁止されている告発者捜しに当たる
公益通報として扱うかどうかの検討はあったか?
そういう議論はなく、すぐに調べろということだった
告発者を守らないといけないという認識はなかった?
ありませんでした
どう思ったか
告発文書にはパワハラが入っており、人事の経験が長かったのでやっかいなことになるなと
→パワハラがあったと認めている!
SNSの反応
最初は知事1人が問題があるのかと思ったら、そうではなかった。
特に右腕だった副知事のしたことと他の補佐的な立場で知事に加担していた側近の人に関してもっと事実を調べてほしい。
この方、辞職のとき涙流して、悔しいと知事を守れやんかったと言ってましたよね?
亡くなった職員さんに恫喝、監禁、脅迫、多岐に渡る違法行為をしている自覚があるから保身の為に会見されたのですね。
こりゃ副知事も辞めますわ。だって実行犯だもん。
もはや百条委員会なる問題ではなく、二人の命が無くなった刑事事件として警察の捜査の方がましな話だ。
引用:Yahooコメント
兵庫の百条委員会中継見てたら元副知事が笑いながら喋ってるから超不愉快だった。
亡くなった職員のためじゃなくて知事のために泣いて辞職した人
事件発覚後、早々に辞職し自身の犯した罪の幕引きしようとしたのだろうが、そうは問屋が卸さない。少しでも責任を感じているのなら、斎藤知事とのやりとりを洗いざらい暴露すべき。
兵庫県の上層部はやっぱり真っ黒でしたね。
引用:X
まとめ
兵庫県知事の斉藤元彦氏をめぐるパワハラ問題と内部通告者への対応について、第2回目の百条委員会が行われました。
知事の忠臣だったとされる片山元副知事は以下を証言しました。
- 知事から「告発者探し」の指示を受けた
- 公益通報の認識はなかった
- パワハラを認めた
兵庫県幹部たちの卑怯なやり口と隠蔽体質が明らかになったことで、斉藤知事は窮地に立たされることになりますがどう答えるのでしょうか。