こんにちは!今回は、人気漫画&アニメ「僕のヒーローアカデミア」(通称ヒロアカ)が中国で批判を受けた経緯と、最近の「名探偵コナン」とのコラボ騒動について、わかりやすくまとめていきます。
中国で批判されているヒロアカは、現在の中国国内ではどのような扱いになっているのかもお伝えします!
ヒロアカが中国で批判を受けた理由
ヒロアカが中国で問題視されたのは、2020年、作中に登場したキャラクター「志賀丸太」の名前が原因でした。

この名前が、第二次世界大戦中に旧日本軍が中国で行った人体実験(731部隊)を連想させるとして、中国のファンから強い批判を受けたんです。
なぜ「丸太」が問題に?
歴史的な背景として、731部隊では実験対象者を「丸太(マルタ)」と呼んでいたとされています。
そのため、キャラクター名に「丸太」という言葉が使われていることに、中国の読者が強く反応したわけです。
作者と集英社の対応
この批判を受けて、作者の堀越耕平先生と出版社の集英社は
- キャラクター名を変更(次項で解説)
- 意図的なものではなかったと説明
という対応を取りました。
しかし、一度広がった不信感は簡単には消えず、中国では「ヒロアカは反中的な作品」という印象が残ってしまったようです。
キャラクター名の変更について
「志賀丸太」は「殻木球大」(がらき きゅうだい)に変更されました。

変更の経緯
当初「志賀」という姓は、作中の登場人物でヴィラン側のリーダー「死柄木(しがらき)」の一部から、「丸太」という名は丸々と太った外見から命名されたもので、過去の歴史と重ね合わせる意図はなかったと説明されています。

しかし、「悪の組織の医師」というキャラクター設定とこれらの名前が合わさった結果、海外の読者を中心に「過去の悲惨な歴史の記憶を想起させる」との声が高まったため、名前の変更に至ったということです。

そして今回のコナンコラボ騒動へ
最近、「名探偵コナン」と「ヒロアカ」のコラボ企画が発表されました。
【実現】『コナン』と『ヒロアカ』がコラボ!青山剛昌と堀越耕平がお互いのキャラ描くhttps://t.co/7n3AgFEBTH
— ライブドアニュース (@livedoornews) January 31, 2026
『名探偵コナン』放送30周年、『僕のヒーローアカデミア』放送10周年を記念してコラボが実現。それぞれの主人公、江戸川コナンと緑谷出久がWナレーションを担当した特別PVも解禁された。 pic.twitter.com/tjBhL3Uycy
これが中国のSNSで話題となり、「コナンがヒロアカとコラボするなんて」という批判の声が上がったんです。
コナン自体は中国でも非常に人気の高い作品。それだけに、ファンの間で複雑な感情が生まれているようですね。
コスプレが燃やされる事件も
今年に入ってからも中国河南省で、ヒロアカのキャラクターに扮したコスプレ姿の女性が人々が取り囲まれ、かつらを奪って燃やされるといった画像が中国の交流サイト(SNS)「抖音」などに投稿されています。
ヒロアカを巡って中国を侮辱する意図があったとの誤解が広がっているため、キャラクターのコスプレが反中国の行為とみなされたようです。
名前変更の件から6年経つ今でも、そう思われているのは悲しいですね。
今回のコラボの件でも、中国各地のイベント会場においてイベント主催者は、両作品に関連するコスプレ姿での入場を禁止、グッズの販売も禁止すると発表しています。
中国でのヒロアカの扱い
2020年の炎上事件以降、ヒロアカは中国から「消えてしまう」状態になっています。
炎上前は大人気だった
ヒロアカは2019年以前から中国で大人気を博しており、スマホゲームの開発も進められていたほどです。
現在のネガティブなイメージ
しかし炎上後、中国のネットではヒロアカとその作者は反中的な存在として「鬼子学園」などの蔑称で呼ばれ続けていて、作品に関する話題もネガティブなものが目につくようになってしまっています。
現在ヒロアカは中国市場から締め出されている、という状況です。
まとめ
今回の騒動は
- ヒロアカのキャラクター名が歴史的トラウマを想起させた
- 名前変更などの対応はあったが、不信感が残った
- 人気作品コナンとのコラボで再び注目を集めた
という流れでした。
文化や歴史認識の違いがこうした形で表面化するのは、グローバルに展開される作品ならではの難しさかもしれませんね。難癖とはいえ、国際的な作品展開には、さまざまな配慮が必要だということがわかる事例となっています。


