中国系通販サイト「SHEIN」や「Temu」で商品から発がん性物質が検出される例が相次いでいます。
どうして発がん性物質が含まれるのか、そして検出されるのかご存知でしょうか?
SHEINなどの安さの仕組み
SHEINやTemuといった中国系海外通販サイトの最大の武器は「価格の安さ」と「品揃えの豊富さ」です。
これを実現するには企業努力が必要ですが、彼らは加盟店(小売り主)から商品を買い上げています。
そしてその加盟店に対して、買い上げるには条件をつけているのです。
- その商品のジャンルで最安値を提示した加盟店から買う。
- 毎週のように入札を行い、最安値を提示させる。
つまり、加盟店はより低価格でないと販売できない仕組みになっているのです。
価格競争に負けると返品されてしまったりします。
SHEIN発がん性なぜ?どうして含有するの?
材料の質を下げるとなると、正式に認可されたものではなく、より安価な不認可の物質が混入しているものを選択することになります。
それらが今問題になっている、発がん性物質とされるものです。
韓国当局は、中国系の大手通販サイトで販売されている金属製のアクセサリーから、基準値を大幅に超えるカドミウムが検出されたと発表しました。カドミウムが検出されたのは、中国系の大手通販サイト「SHEIN」「AliExpress」「Temu」で販売されている指輪やネックレスなどの金属製アクセサリーです。 pic.twitter.com/zPRruqLzqD
— ボンベイ猫新聞↗ (@Bombaycat13) September 20, 2024
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— ウサギ (@nekotausagi) August 14, 2024
TEMUやSHEINのサンダルから検出されたのは前に浮き輪なんかから出てたフタル酸エステルだった。
帽子からはホルムアルデヒド。エナメルボウルからはカドミウムと鉛。マニキュアからはジオキサンが検出された。
怖いのはこれらの発がん性物質が、子ども用の洋服やおもちゃからも検出されていることです。
中には基準値の数百倍の発がん性物質が検出される例もあり、とくに子どもは成長途中なので発がん性物質の影響を普通より強く受けてしまうと言われています。
また、食器や鍋、アクセサリー、化粧品などからも検出されており、肌に直接触れたり口にしたりするものなので不安になりますね。
SHEIN発がん性なぜ?どうして検出されるの?
韓国では、SHEINやTemu、アリエクスプレスといった中国系通販サイトの商品を定期的に検査しています。
今までにニュースになったものも全て韓国からの情報になります。
中国系通販サイトの商品は個人輸入扱いになるので、正式な輸入手続きや関税を通ることなく直接消費者に届いてしまうため、
日本はどうかというと、
厚生労働省化学物質安全対策室の担当者によると、日本ではまだ検査はしていないそうです。
発がん性物質の検出がニュースになっていることは認識しており、これから情報を集めて、検査が必要と判断したら始めるかもしれないとのこと。
ちょっと煮えきらない態度で、これはしばらく韓国頼りになりそうですね。
まとめ
「SHEIN」や「Temu」などでたびたび検出されて問題になっている、発がん性物質。
本来含まれてはいけない物質が含有されてしまう理由は、彼らが
商品をより安く製造して安くありつづける加盟店を優遇しているため。
そして検出される理由は
韓国が定期的に検査しているため。
ということになります。
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